広島スタディーツアー 《KEY関西地方合同》 
 2011年2月11日〜13日にかけて、KEY関西地方合同(北大阪・生野・東大阪・尼崎・神戸)で、広島を訪問し、歴史と平和をめぐるスタディーツアーを開催しました。2泊3日の様子を少しですが紹介します!

2月11日(金) 開幕式、学習会 〔1日目〕


<開幕式>

 バスに揺られ、広島に着いた私たちは、さっそく開幕式を行いました。神戸地域は開幕式でのオープニングの出し物を担当することに! 1ヶ月ほど前からあれやこれやと散々悩んだ結果・・・K-popダンスを披露することにしました。ダンスの中に、今日本で流行っているお笑い芸人のギャグを取り入れるなど工夫(?)を凝らし、恥ずかしさを捨てて踊りました。見ている人の反応もよく大成功! その後も,北大阪地域のコントで大笑いし、2日目のフィールドワークの班別対抗ゲームを行い、地域を越えて交流を深められた開幕式でした。  

<学習会>

 夕食後は、翌日に控えたフィールドワークのテーマ別に事前学習会を行いました。原爆に関する基礎知識や、広島での被害状況に関する解説、また映画「ヒロシマナガサキ」の鑑賞や原民喜さんの小説「夏の花」の読み合わせなどを行いました。 また、討論会では、学習会の感想と「被害者の声を聞く意味とは何か」「過去の歴史を学ぶ意味は」などについて活発にな意見交換を行い、フィールドワークでの学びをより深められる時間になりました。


      

2月12日(土) フィールドワーク、講演会 〔2日目〕

<フィールドワーク>
 フィールドワークは三班に分かれて行われました。私の班はまず、「平和記念資料館」を見学しました。そこで、原爆の悲惨さ、核問題の現状、なぜ広島がねらわれたか、などを多くの資料と共に学びました。かなり広くて、時間の都合上、じっくりみることができない程でした。
 お昼は広島焼きを食べに行きました!
   その後、三つの班にわかれて、フィールドワークへ。一日目におこなった事前学習会や討論のおかげで、皆がある程度の知識と関心を持って臨んだので、とても充実した時間をすごせました。私の班は、原民喜が「夏の花」で、被爆の状況をリアルに描写した、実際の現場などを見て歩くというものでした。ガイドの方が、原民喜の研究をしておられる方で、彼の生涯や人間性にいたるまで、とても詳しく解説してくださいました。「夏の花」の本文を持ち歩いて見学したのですが、橋や川など、形はあまり変わっておらず、一つ一つの場所での被爆の様子がまざまざと蘇るような気持ちでした。原民喜のお墓にも行きました。

<講演会>
 各班のフィールドワークが終わると、旅館に戻り、李実根さんに講演会をしていただきました。李実根さんは、在日一世の戦争体験者であり、在日本朝鮮人被爆者連絡協議会と広島県朝鮮人協議会の会長を兼任されている方です。とても話すのが上手な方で、その理路整然とした語りに、聞いている側は引き込まれてしまいます!講演会では、在日一世に向けられた差別の体験談や、原爆そのものの仕組みについて、また、核を巡る国際政治の話まで、幅広くお話を聞かせていただきました。
 その後、李実根さんも一緒に、市内の居酒屋で交流会!各班そして各支部みんなで、フィールドワークの内容や講演会のことなどについて、感じたことを共有しました。
 今回のさまざまな学習を通して、広島と在日コリアンは、まず被爆という「被害の歴史」を共有しているということ、そしてそれと同時に、軍都としての広島が戦争期において「加害の歴史」を持っていたことも忘れてはならない、ということを感じました。このことについては、三日目の慰霊碑訪問を経て、さらに強く感じました。


       
     
2月13日(日) 慰霊祭、宮島観光 〔3日目〕

 最終日である3日目の午前は原爆で犠牲になった朝鮮人へ、同胞として追悼の意を込めて、「韓国人原爆被害者慰霊碑」前にて慰霊祭を行いました。この慰霊碑は当初は公園内に慰霊碑が埋め尽くされているとのことで、公園外に設立されました。1998年に平和公園内に設立されました。その後平和公園内への移設について民族団体含め各方面から要望があり、1999年7月に移設されたという歴史を持っています。当日はKEY神戸スタッフのMくんが慰霊碑について説明をしてくれました。 慰霊祭で私たちは、この日のためにみんなで用意した千羽鶴を供えました。参加したみんなにとって2泊3日で学んだ後を振り返り、平和への思いを新たにしました。
 午後は、宮島に行き、観光と「宮島カキ祭り」を楽しみました。本場で食べるカキのおいしさにみんな大満足!

 この2泊3日でたくさん学び、食べ、交流し、充実した時間を過ごすことができました。 参加したみなさん、お疲れ様でした!